

2011.4.7![]()
いよいよ4月がスタートしました。入学、入社など新生活が始まるこの時期。気分もフレッシュに過ごしたいものですね。
今回ご紹介するのは、春にぴったりの日本の白ワイン「シャトー・メルシャン 甲州きいろ香」です。日本固有のワイン用ぶどう「甲州」を100%使用したこのワインは、日本ワインのルーツといえる勝沼を代表するワイナリー、シャトー・メルシャンとフランスのボルドー大学デュブルデュー研究室とのプロジェクトによって生み出され、甲州ワインの新しい魅力を引き出したと言われています。また、「甲州きいろ香」とネーミングも少し変わっていますが、その由来は白ワインのアロマ研究で世界的な知名度を持ち、このプロジェクトに携わった故富永敬俊教授が飼っていた小鳥の名前「きいろ」にちなんでいるそう。さらにその小鳥はメーテルリンクの童話『青い鳥』に出てくる「幸せを運ぶ青い鳥」と同じ種類だったそうで、青い姿をした『きいろ』が未来の甲州ワインの香りの象徴としてラベルに描かれています。そんなワイン造りの裏話も楽しみながら味わうと、その奥深さがよくわかるかもしれません。
「甲州きいろ香」は、上品に立ち昇るグレープフルーツのような柑橘系の香りと、フレッシュな酸が魅力で、味わいもしなやか。魚料理や和食ともよく似合います。
おひとりでも、カップルでも仲間同士でも。フレッシュ感あふれる白ワインで春の訪れを楽しんでみてはいかがでしょう。
2011.3.4
3月に入り、春らしさが少しずつ感じられるようになってきたこの頃。皆様はいかがお過ごしでしょうか。植物も長い眠りから目を覚まし芽吹く春は、華やかで気持ちも弾む季節。今回は、そんな春の訪れに合わせて味わってみたいおすすめのロゼワイン「ダヴェル・ロゼ2007 ラングロール」をご紹介します。
パリのワインショップも大注目。ラングロールは自然派ワイン界ではその名を知らぬ人はいない、と言われるほど玄人にも評価の高いワインです。このワインの造り手、エリック・ピフェリン氏は子供の頃から『ナチュラリスト』とあだ名が付くほど自然な少年だったそうで、ワイン造りを始めてからも自然を尊重する一貫したスタイルを持っています。ワインの美味しさを優先しつつ、自然に背く方法を採らないというそのスタイルは時に大きなリスクを背負うことも。そのため、生産量の半分を失ってしまったこともあるといいます。そんな造り手のこだわりが込められたこのワインは、ややにごり気味の色調もそうですが、「これがロゼ?」と驚くような味わいがギュッと、詰まっています。開けた直後は閉じ気味の場合もありますが、徐々にチェリーやベリー、バラなど香りが渾然一体となって口の中に溢れます。やや辛口で果実の旨味をたっぷりと含んだ美しい味わいは、まさにうららかな春にぴったり。どの食事とも相性がいいのも魅力です。
絶品ワインとともに、春の訪れを楽しんでみてはいかがですか。
2011.2.7
2月に入り、そろそろ暦の上では春を迎えますが、まだまだ厳しい寒さが続く毎日です。体調を崩さないように、元気に寒さを乗り越えたいですね。
さて、今月はロマンティックなイベントがありますね。世界中で恋人たちが愛を誓う日、2月14日のバレンタインデーです。今回ご紹介するのは、そんなバレンタインにおすすめのロゼ・スパークリング『ラ・ヴィ・アン・ローズ』です。このワインの造り手は、フランスロワールにある「サン・マルタン」という家族経営の小さなドメーヌ。曾おじいさんから受け継いだ畑が3分の2を占めるというこちらの農園は、ブドウ樹齢35〜82年の古木からなり、このドメーヌワインの特徴にもなっています。シャンパーニュと同じく手間のかかる瓶内二次発酵、醸成に天然酵母のみを使用するという伝統的なフランスのスパークリングでは最も古い製法を用いて贅沢に造られたこのワインは、生産数が極めて少なく、年間生産はわずか1200本! ほとんどが地元フランスの愛飲家や限られたレストランで消費され、市場にはあまり出回っていない、希少ワインといえる逸品です。また、ロワールを代表する赤ワイン品種「グロロー」から造られていて、新鮮な木いちごの甘酸っぱい香りと後味にほんのりとした天然ぶどうの甘味を感じるやや辛口に仕上げたその味わいは、とても上品でフルーティー。いつ飲んでもおいしくいただけます。しかもグロロー種から造られたスパークリングはかなり珍しいんですね。サーモンピンクのきめ細かな美しい泡立ちも魅力です。
「バラ色の人生」という名を持つこのスパークリングワインは、まさに幸せなときを運ぶワイン。大切な人と過ごすバレンタインは、『ラ・ヴィ・アン・ローズ』でどうぞ、ふたりの幸せに乾杯を!
2011.1.6
新しい年が幕を開けました。
皆様、明けましておめでとうございます。2011年は卯年。
干支のように大きく跳ねて、飛躍のできる年にしたいですね。
今年も当レストランをどうぞ、よろしくお願いいたします。
2011年初めてのお便りは、新年を迎えためでたいこの時期におすすめの1本、赤ワイン「クルニ2007」をご紹介します。
このワインの醸造家であるマルコ・カゾラネッティは元エンジンニア。自然農法の創始者、福岡正信氏の著書から自然農法を勉強するなど、独学で得た自らの哲学でワイン造りを行っています。その哲学とは「ワイン造りはパッションで行うもの」ということ。このクルニは樹齢50年〜90年のモンテプルチアーノの古樹100%で造られています。そして非常に高い密植率で栽培され、さらに厳しい収量制限により、濃密な味わいを造り出しています。そんな完璧主義の醸造家により生まれているクルニは、イタリアを代表するワインとして高評価を得ています。
ワインは漆のように濃いドラマティックな色調で、果実と花のエッセンスをギュッと凝縮した香りや味が特徴です。「オアジ・デッリ・アンジェリ(天使のオアシス)」という素敵な名前を持つワイナリーが造る、インパクトのある味わいをぜひ、楽しんでみてはいかがでしょう。
2010.12.2
12月に入り、急に冬らしい寒さが増してきたこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。今年もとうとう最後の月となりました。1年が過ぎるのはあっという間です。
さて、今回ご紹介するのは、これから迎える華やかなイベントにおすすめの1本。シャンパーニュ「クリュッグ・グランド・キュヴェ」です。クリュッグは、1843年に創業のシャンパーニュハウス。英王室の晩餐会でも愛飲されるなどその名は世界に轟き、『シャンパンの帝王』という異名を持つほど。シャンパンはクリュッグしか飲まないという熱狂的なファン「クリュギュスト」も存在します。まさに最高のシャンパンです。
その味とスタイルを代表するのがこの「クリュッグ・グランド・キュヴェ」。6〜10年に渡る収穫年の異なる50種類以上のワインをブレンドして創られていて、“マルチヴィンテージ”とも呼ばれています。ボトルを開けた途端に広がる芳香な香り。濃い黄金色のきめ細かな泡、そして優雅な味わいはどんなシーンにも合い、どんな料理も引き立てます。
華やかなクリスマスディナーやお正月のおせち料理にもふさわしい1本です。ご夫妻やカップルで、贅沢に年末年始を彩ってみてはいかがでしょう。クリスマスやお正月といえば当レストランでもクリスマスディナー及びおせち料理を承り中です。シェフが一品、一品心を込めて作る極上の料理をぜひ、ご賞味ください。
2010年も残りわずか。皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。そして、2011年も当レストランをよろしくお願いいたします。
2010.11.1
秋も深まりをみせ、各地で紅葉も見ごろを迎えています。
今回ご紹介するのは、そんな情緒に満ちた秋におすすめのシャンパーニュ「アンリオ ブラン・ド・ブランNV」です。
このワインの生産社であるアンリオ社は、創業約200年の歴史を持つ老舗のシャンパン・メゾンです。そして、今なお創業家による家族経営を貫いており、大手メゾンに比べると地味な存在で生産量も年間100万本と小規模ですが、その品質は世界的にとても高い評価を受けています。また、高品質なブドウづくりにこだわり、所有する畑の大半がグランクリュとプルミエクリュの格付け畑。ノン・ミレジメ(収穫年の記載がラベルになく、様々な年のワインがブレンドされて作られるベーシックなシャンパン)のブリュット・スーヴェランでさえ、平均格付け率が97%(他では平均90%とされる)ということからも、その姿勢の高さが伺えます。
「ブラン・ド・ブラン」とは、シャンパンを構成する3つのブドウ品種(シャネルド、ピノ・ノワール、ピノムニエル)のうち唯一の白ブドウ品種シャネルドのみを使用して造られたシャンパンのことです。アンリオのブラン・ド・ブランはフランスのシャンパーニュ地方でも特に優れた石灰質土壌を持つことで知られるコート・デ・ブラン地区のグランクリュを中心に厳選されたブドウを使用。なめらかな口当たりとエレガントな風味に加え、きめ細やかな泡立ちやフレッシュな花を思わせるアロマが印象的です。
しっとりした秋にふさわしいその奥行きのある味わいは、きっと贅沢なひとときを演出してくれるはずです。
2010.10.2
涼しさが日ごとに増してすっかり過ごしやすくなったこの頃。本格的な秋の訪れを感じるようになりました。
秋といえば、赤ワインが美味しい季節。そこで今回は、カルフォルニアの赤ワイン「ノール ジンファンデル2007」をご紹介します。
「ジンファンデル」という葡萄品種を皆さんはご存知でしょうか。
このジンファンデルは、カルフォルニアワインを語る上で欠かせない存在です。なぜならこの品種はカルフォルニア特有のもので、ほかの地方にはほとんど存在しないからです。そして、カルフォルニアの赤ワイン用の品種として最も古い歴史があります。
ジンファンデルの栽培地として有名なのがドライ・クリーク・ヴァレーという地域。ここは数多くの樹齢の古いぶどうがありますが、その多くを所有しているのが、このワインを造ったノール・ワイナリーです。所有している葡萄の樹齢は平均で50〜60年、中には樹齢100年に近いものもあるそうです。ジンファンデルは、アルコール度もコクも高いパワフルな味わいのものが多いのですが、ノール・ワイナリーが生み出すこのワインは、上品で繊細な味わいが特徴。飲みやすくて肉料理なら何でも相性がよく、価格もお手頃でジンファンデル初心者にもおすすめです。
深紅の色合いも秋によく似合う「ノール ジンファンデル2007」。
このエレガントな味わいの赤ワインとともに秋の夜長をゆったりと過ごしてみてはいかがでしょう。
2010.9.1
今月ご紹介するのは、「Terra Hamamatu miyakoda(テッラハママツ ミヤコダ)2009」です。
地元・都田産のピオーネを使ったこのワインは、浜松の新しい食文化を開発、提案しようと市内のソムリエを中心に発足した食文化研究会が開発したもの。この地に初めて誕生したスパークリングワインです。
ワイン名にある「Terra Hamamatu」は、食文化研究会の別称です。フランスでは、一般にワインの名前はその地名(村名)がワイン名となります。このワインもじつは「miyakoda」が正式名称です。そして、例えばブルゴーニュの赤ワイン=ピノ・ノワールというように、その地で造られるワインには、固有品種が使用されています。そのためmiyakodaにもラベルの裏書きに、品種が記入されています。
空、大地そして中央に人をイメージしたラベルは、Terra Hamamatuの顧問であり、「無印良品」の企画や「劇団四季」ポスターのアートディレクターなども手がけることで知られる、グラフィックデザイナーの麹谷宏氏がデザインしました。
ジューシーな甘さを持つピオーネを使用しているため、甘そうなイメージがありますが、味わいはスッキリとした辛口。浜松餃子など、ご当地グルメとの相性も抜群です。まだまだ残暑が厳しいこの時期。ぜひ、キンキンに冷やしてお召し上がりください。
8月となり、暑さもピークを迎えています。そんな暑い夏をキリッと冷やした白ワインで涼やかに演出してみませか。そこで、今回はスペインの白ワイン、「Basa テルモ・ロドリゲス」を紹介します。
日本ではややマイナーのイメージがあるスペインワインですが、ワインの生産量はイタリア、フランスに次いで第3位。じつは世界有数のワイン大国なのです。
そのスペインで最も注目を浴びる醸造家として有名なのがテルモ・ロドリゲスです。
スペイン各地の優秀な畑を見いだし、ワイン造りをしている彼が「Palacio de Bornos(パラシオ・デ・ボルノス)」というワイナリーとジョイントして造り上げたのが、このワインです。
スペインには白ワインの産地として有名な場所に、ルエダ地区があります。この地区の土壌は砂質で肥沃性に乏しいため、ブドウの収穫量は低いのですが、その代わりとても質の高いブドウを造ります。1980年には原産地呼称にも認定されています。そのルエダ地区の質の高いブドウで造られたこのBasaは、青リンゴやハーブのフレッシュな香りと酸味がバランスよく、爽やかでキレのある辛口の白ワインです。とても飲みやすいうえ、手頃な価格も魅力で、デイリーワインのほか初めてワインを飲む方にもおすすめです。
ぜひ、一度味わってみてください。

弾ける泡がさわやかなシャンパンは、すっきりした口当たりでおいしくいただけ、これからの季節におすすめです。
今回は「フルール・ド・シャンパーニュ(シャンパンの華)」と称される1本をご紹介します。
ペリエ・ジュエ社は、フランスのシャンパーニュ地方でも名だたる畑を所有し、そのほとんどが最高格付けのグラン・クリュに指定されています。そして、英国王室、フランス王室御用達でもあります。
そのペリエ・ジュエを代表するシャンパンが、この「ベル・エポック」です。アネモネが描かれたエレガントなボトルは、思わず見とれてしまうほど、完成された美しさがあります。このボトルをデザインしたのは、アールヌーヴォーを代表する芸術家、エミール・ガレで、彼の友人であるペリエ・ジュエ社の3代目社長アンリ・ガレスから依頼されたそうです。
ベル・エポックとはフランス語で“良き時代”を意味しますが、ふたりの生きた時代は、まさにこのベル・エポック。このボトルは、その時代ならではの文化の香りを今に伝えています。
もちろんボトルだけでなく、味わいも最高級なベル・エポック。
100%グラン・クリュのぶどうのみが使われ、とてもエレガントで優しい味わいです。
美しい黄金色や立ち上る繊細な泡を楽しみながら、涼やかで優雅な夏の夜を演出してみてはいかがでしょう。

